問題を二項対立構造に落とし込み、そのどちらかに依拠すると楽でいいよね


 トラック世界戦の記事でも紹介しようかと思いましたけど、共同電でどの新聞にも載ってるし、有名ブログで大々的に採り上げられてもいるのでうちではやりませぇん。ネタない昨今なんですけどね。そういえば報道(参照)通りなら今日でサテライト水戸はおしまいですか。このブログへの検索アクセスで今月一番多かったのが「サテライト水戸」で実に916回。サテライトの撤退は前例のあまりないことですし、利用者の多いサテライトでしたからねえ。


 正義の軍隊と侵略者、被害者と加害者、自由主義と管理主義、新自由主義と福祉主義、ばくちとスポーツ、KEIRINと競輪、「あの頃」と「今」…。いろいろありますけど、単純に割り切れることなんて世の中そんなにないわけで、だからこそ面白い。それなのになぜ両極に位置する人が(特にネットでは)多いかと申しますと、そのように立場を明確にして決め打ちするほうがりこげ*1に見えるからでしょうか。参照できる理由付けも世にあふれているから便利だしね。両極に人が集まることによって同調圧力も生まれましょう。でも、さきほども書きましたように世の中そう単純にはできていません。微妙なバランスや複雑な構造で成り立っている事象のいかに多いことか。競輪なんてほんと、キメラみたいなもんですよ。その異形さが面白い。しかし異形なものは受け入れられない世の中なのでしょうか。どうすればいいか。泥臭く泥臭く考える。りこげに見えなくてもいい。それにあれこれ考え倒すほうが楽しいよ(少なくともわたしはね)。


 なんぼ考えても考えても答のでないことを便宜上の制限時間の中でおならが出るほど考える楽しみ。それが楽しいから競輪をやっておりますし、これからもやるでしょう。今日は岸和田の決勝を考えて吉田尚作アタマで流しましたが一番安めで決まって元返しでした。乾は粘りが戻ってきたなあ。


 バッハ広場のこのエントリに触発されて書きました。

*1:利口そうという意味の讃岐弁