競輪デンデケデケデケ


 てってい師匠をお迎えしての観音寺現場参戦でした。ことでんに乗って琴平までお越しになった若干鉄分豊富な(笑)師匠を車で拾い、山内うどんでお昼を済ませた後、一路観音寺へ。観音寺市に入ると、周りに広がる冬にはブランドレタス「らりるれレタス」で一面緑の畑が今は田植えの準備ですっかり耕され、窓を開けて走っていると堆肥の匂いもぷーんと漂ってきます。正味の話ね、こんな場所に一日500人集まったら立派なもんだと思うんですよ。なんで無くなるかもしれないなんて話が出るんだろう。そりゃ赤字だからですけど。どうすれば続けられるんだろう。なぜ香川雄介はいつもインを突くんだろう。とまあそんなことを考えながら競輪場に到着。駐車場はいつもの香川ナンバー、愛媛ナンバーに混じって他県のナンバーも散見され、いっぱいの盛況です。ありがたいことです。


 場内では名輪会の撮影会や予想会が賑わっていました。ファンサービスもいつもでは考えられないほど。負け戦でもインタビューにぬいぐるみ投げ込みですよ*1。普段はF1でも表彰式やらなかったりするのに。ありがたいことです。


 スタンドも(観音寺にしては)大賑わい。いつもいる冠次郎風のオヤジさんも元気に声を張り上げています。スタンド下のスペースには遠征勢でしょうか、若い人たちも多くいらっしゃいました。ありがたいことです。同じく遠征くださった師匠にも感謝。


 レースで印象に残ったのは準決勝、ホームから捲って力強く押し切った渡部哲男。ありがたいことです。いや、これ本線で獲りましたので。


 さて、明日の決勝戦面子と並びはこんな感じ。

新田康仁−兵藤一也
山崎芳仁−飯嶋則之
加藤慎平(3番手以内)−山田裕仁
渡部哲男−小倉竜二−加倉正義

 
 明日の香川県の天気予報。お昼からどうも雨の模様です。


 初手はどうなるでしょうか。後ろとりたくなさそうなラインが多く、渡部ラインが後ろから押さえて駆ける流れになりそうです。そうなると加藤は番手に飛びつきいくかなあ。そりゃホームで渡部がベタ流ししてたら外から行くでしょうけど、恐い恐い山崎や超抜新田がいる以上、4番手キープと見ます。で、渡部はキップよく行きますよ。ここ観音寺では思い切って仕掛けて好成績を上げているイメージがあります。加藤は航続距離短くバックまではそのまま追走。他の捲り勢はどうでしょうか。新田は後ろが後ろだけに獲りに行く仕掛け。しかしそういう仕掛けは観音寺では決まらない。山崎は早めに踏み込んで行かなければいけないギアですけど、雨走路で4回転。最初の踏み込みを思い切ってできるかどうか。4回転に慣れたところで新たな弱点露呈というストーリーですよ。前中心で行きます。


 小倉-加倉・加藤・兵藤
 小倉=山田



 観音寺出身の作家芦原すなおの同名青春小説を映画化したもの。なにもない観音寺を舞台に、ベンチャーズに憧れる田舎学生がまったりとかつ元気にバンドをやる様が清々しいのです。こんな映画のような競輪場があってもよいと思うのです。

*1:師匠よるとサテ阪ではぬいぐるみ、ワゴンに積んであるとか笑