図書館の本と競輪新聞

 
 なんだか最近、図書館で借りてきた本に線が引いてあることが多いです。あ、別に現代人のモラルがどうとか言うつもりはないですよ。昔からある話ですし、たまたま多く当っただけでしょう。

 
 でもねえ、やっぱりちょっとカチンときますね。なんで自分の所有物でもないのにそんなことするのでしょう。そりゃ線を引けば記憶に残りますし、そういう指導をしている本もあります。でもねえ。


 しかしですね、これもわたしがそういうのにたまたま当っただけかもしれませんけど、たいてい図書館の本に引いてある線って、文章の本旨や重要部分じゃないところに線が引いてあったり、線を引く箇所にブレがあったりするんですよね。図書館の本に線を引くような人の知的レベルなんてその程度と決め打ちしたいところですが、一度で良いから後で読む者を唸らせるような見事な線引きを見てみたいものです。


 かつての西宮甲子園競輪では後半レースの時間に競輪場に行くと、入場口で、前半レースで帰った客から買い戻した中古の研究やダービーを売っていました。これにもよく書き込みがありましたけど、もちろんそれは売ったとはいえその人の所有物だったのですから図書館の本とは違いますけど、腹が立つこともなく、逆に書き込みからその競輪客の思想を慮るのが楽しかったですね。帰ったとはいえ朝から新聞まで買って競輪場に乗り込んでいる客ですから気合が違いますよね。ブレがありません。ド素人の頃は勉強になることも多かったような気がします。そういう新聞に当れば得した気分になりますよね。



 さて、台風は高松競輪場を水没させることなく日本海に抜け、明日は北海道に再上陸の可能性ですか。函館のふるダビは自力型が少ない感じですけど、自力有利かどうかは風次第でしょうね。風のファクターがいつもより重要性を増して楽しくなればいいですが。