腐女子が競輪客になるとどんな妄想をするのか妄想してみた

となりの801ちゃん 2 (Next comics)

　図書館の新入庫コーナーになぜかあって、思わず借りてしまいましたよ。1巻はちょっとだけ立ち読みしたことがありました。わたしはなんの因果か妹が腐女子歴15年のまあご立派としか言いようがない貴腐人で、そのおかげというかそのせいでこの手の話がちょっとは分かりますので、元ネタのアニメや漫画が分からない割りにほのぼのと楽しめました。現在赤子を抱えて里帰り中の妹は身につまされるのか笑顔なく真剣に読んでましたけど。

　この本の裏表紙にも描写がありますし、妹を見ていても感じますが、腐女子の皆さんは金に糸目をつけずにその手の活動にまい進します。その購買力は憂競輪の徒には大変魅力的です。そこで腐女子の皆さんが競輪を楽しめるとしたらこういう楽しみ方はどうでしょうというのをちょっと考えてみました。

　要するに問題はカップリングに帰着するわけですが、ライン戦の競輪ですからまずはライン内カップリングですよね。自力屋とマーク屋のカップリング。マーク屋は自力屋を挿す差すわけですから常にマーク屋が「攻め」となるのでしょうか。それでは腐女子の皆さんの妄想の余地があまりないですね。この場合は容姿や性格などを材料に受け攻めを妄想するようになるのではないでしょうか。そのためには胴元サイドやプレスがもっと選手の情報を出してあげなければいけませんね。

　ライン外カップリング…つまり、レースの中での自力屋同士のカップリングはどうでしょうか。わたしはこちらのほうにより多くの可能性を感じます。まず、自力屋の戦法を押さえ先行=「受け」、カマシ・捲り=「攻め」と分類します。そういうイメージじゃないですか？…って競輪ブログで訊いても仕方ないような気がしますが。押さえ先行はカマシ・捲りに襲い掛かられるわけですから、そのように連想できると思います。ちなみにイン切りは「誘い受け」です。

　例えば昨日のふるダビ決勝戦(昨日の記事に動画あります)であれば、佐々木則ちゃんの押さえ先行に山崎のカマシが襲い掛かるのですから、まずは山崎×佐々木*1です。そして先手を奪った山崎に今度は村上の捲りが迫りますから、続いて村上×山崎となります。

　この自力屋同士のカップリングを妄想する行為は、実質的には競輪を予想する行為と変わらないわけです。先述のふるダビ決勝の車券を腐女子が買うときはこうなります。

腐A「目のクリっとした村上をねー、山崎が襲っちゃうの〜。それを後方で羨望の眼差しで見つめる純情則ちゃん…モエス！モエス！」
(村上の押さえ先行を山崎のカマシが捉えてそのまま山崎ラインで決着する予想)

腐B「山崎がモテモテで、村上からも則ちゃんからも言い寄られるんだけど、どちらも報われない愛なの…セツナス！！」
(山崎が押さえ先行で他ラインの捲り・カマシを突っ張りきってライン決着する予想)

　こういう会話が競輪場に響き渡る日が来るとよいですねえ。腐女子の皆さんって、趣味以外はたいてい普通の女子なので、競輪場も華やかになることでしょう。周りに腐女子がいる競輪客の方はこういう楽しみ方をぜひ腐女子の方に教えてあげてください。腐女子の皆さんが一番萌えそうなレースは、4分戦で6番者の初々しい新人が先行し、やり手の捲り屋の捲り合戦になる展開でしょうか。つまり新人の「総受け」になるわけです。

　以上、監修は授乳しながらBL読んでるうちの妹でした。

*1:×の前が攻めで後ろが受け