一部で話題のりんマガ最新号を立ち読みしたよ

 お目当てはもちろん、経済産業省車両課長さんのロングインタビュー。全体を通して的確な問題意識を持って取り組んでおられるのが読み取れます。取材に行ったら課で立川の中継を流していたというのは演出過剰とも解釈できますけど、本当だと信じたい。

 さて、一番の注目はUCIルールの導入は考えていないという話。

 2006年の春、UCIルールのレースや、それと現行競輪を折衷した「ネクストジェネレーションレース」というのが実験的に何度か行われました。それに危機感を持ったわたしは、ちょうど2年前、UCIケイリン化反対のバナーを作り、いくつかの文章を書きました。今回の課長さんの談話で、もう看板を下ろしていいのかなという気もしないでもないのですが、気になるのは車両課とJKAとの関係なんです。

 いわゆる競輪くじはJKAをスルーして施行者と車両課によって作られたという噂があります。JKAは今や経済産業省傘下の特殊法人ではなく、一応の独立性を持つ財団法人です。そういった組織改変がJKA中抜きを実現させたのか、そしてJKAと車両課の軋轢はないのかというのが気になります。JKAに経済産業省天下りがいるのは相変わらずなので後者は考えすぎのような気もするんですけど、JKAたたき上げの偉い人ももちろんたくさんいます。会長さんはあの人ですしね。そういった人たちのメンツの問題はあるかもしれません。

 そういう懸念がある以上、油断はできませんのでまだまだ看板を下ろさないでおこうと思っています。そういえば以前、わたしのUCIケイリン反対論に「おいおい応えていくことにしよう」と言ったまま自説の単調な主張に終始している有名公営ばくちブロガーのひとがいましたけど、いつになったら応えてくれるんでしょうか。