Wikipediaの競輪項目を充実させているのは

 ここ数日、一般紙でも報じられたオールスター初日の事故関係でスパムブログからいっぱいトラバが飛んできてうざいです。*1スクリプトでやってるんでしょうけど、人が悲しんでいるときにようそんな無神経なことができるもんやなあとカチンカチンきました。

 ところが、スパムのうちのひとつからWikipediaにその選手の項目があることを知りました。きっと死後作られたんだろうなあ、誰が作ったんだろう、と履歴を開けてみると…ネット競輪界で有名なあの方が新規作成していました。ふーん、どうりで競技関係の記述が多いわけですね。で、ちょっと気になってその方の投稿記録を調べてみると、連日昼夜を問わず競輪や自転車競技の項目を編集しています。さらに調べてみると、その方は最近Wikipediaのアカウントを取ったみたいなんですが、アカウントを取る一年以上前から数千回もにわたって記事を編集しています。へー、すごいですねえ。

 自転車トラック競技や競輪はファン層が薄いです。特に競輪は高齢のファンが多く、ネットをある程度以上使えるファンがあんまりいません。というわけで、ニコニコ動画などのユーザーがコンテンツを作り上げていくサイトでは競輪分野の苦戦が続いています。そんな中、Wikipediaであの方が頑張っているのは大変価値のあることと言えましょう。もっとも、Wikipediaはあくまで百科事典ですから淡々と事実を記述することが求められます。そんなわけで、接続詞を華麗に駆使したあの方の超論理的文章*2をそこで読めないのが少々残念ではありますが。

 一方であの方が競輪場の金網に張り付いていると落車が無くなるという実験結果も最近報告されています。PCに張り付いてWikipediaの競輪コンテンツを充実させてくれるのも価値がありますが、こちらの価値も大きいですよね。ああ、天は二物を与えたもうた…。でも、あんまり部屋に閉じこもっているのも健康上よろしくありませんから、たまには競輪場で金網に張り付いていただきたいと思います。どうせ車券を買わないのであれば警備員となって金網前を担当して頂くのもひとつの案でしょう。バンクの内外を同時に警備するスーパー警備員の誕生です。ま、どっちでもいいんですけど。

*1:亡くなった選手の名前を書くとまたスパムトラバが来るので書きません

*2:ここで問題です。「超」はどの単語に掛かるでしょう?