村上の逃げは捲れるという打算

 なんだかそんな思惑を東勢から感じましたよ。まさか南関が前取りに行くとは思いませんでした。もちろん捲る連中は中部勢の仕事にさらされるわけですけど、武田は絶妙のタイミングで加藤の横に並びましたね。こんなことは無酸素運動中に計算してできることではありませんから、うまく嵌ったというのが本当のところでしょう…というのは負け惜しみかな。

 レース後、表彰式までの間、向日町の実況アナウンサーで本日のBBキャスターだった滝口久さんが、何度も何度も悔しそうに数年前の村上の先行力なら…と繰り返していたのが印象的でした。悔しいけど、村上は全力を出し切りました。村上先生の次回作に期待しましょう!あ、武田よかったね。