経済産業省が主導する新たな重勝式の計画があるようです。

 豊橋重勝式車券の導入を予定しているという記事の中で出てきた話なんですけど、記事の文章に不明瞭な点がいくつかあり、記者がよく分かってないような印象を受けますので注意が必要かもしれません。

しかし、すでに実施している11場の成果などから、管轄する経済産業省が来年度から、全国一律方式で実施する方針を打ち出し、検討に入ったことから、豊橋競輪では、その動向を見極めざるを得なくなった。

 現在の重勝式勝者投票は、本(自)場開催のレースに限定して行っており、経産省は、これを全国47場で開催する記念競輪(G?)以上に限定し、場外売りで対応できるようにしようという狙い。その方がファンもスター選手のレースを買うことができ、期待できるという。

 重勝式勝者投票は、一般レースとは別に、1から11レースすべての1、2着を当てるもの。不可能に近く、当選者がいない場合、5〜10%の手数料を差し引いて持ち越され(キャリーオーバー)、当選者が出た場合に、12億円を限度に配当される。1枚200円。

 ほか最終レースまでの3レースの1、2着を当てるミニ版もある。1枚100円。
「チャリロト」発売へ

 ビッグレースを対象に、ということは当然場間キャリーオーバーが前提ですよね。とうとう悲願の法改正実現ですか。政局がごたごたして伸び伸びにならなければいいんですけど。

 G3以上なら日程がかぶらない上に年間200日ほどあります。場外売りで対応というのがちょっとよく分からないのですが、競輪場でも買えるようにするということでしょうか。ならばキャリーもたまりやすいですね。ただし、1レースから全部当てる必要があるということで発売時間は限られてくるでしょう。1レースからお客を集める効果が出れば既存の車券売り上げ増も見込めて理想的なんでしょうけど。電投・ネットで前夜から1レース締め切りまでずーっと買えたらいいですね。

 問題は先発のチャリロト・Kドリがどうなるかでしょうか。こちらも法改正がなされれば場間キャリーを行うんでしょうけど、注目はビッグレースだけ売る新重勝式に集まりそうです。新重勝式がどっかんどっかんと12億を連発して競輪全体が浮揚すれば先発組にも恩恵がありそうです。しかし11個レースの1,2着を全部当てるという超ミラクル当てモンです。なるべく早くキャリーを貯めて、ちゃっちゃと満額放出することが理想ですが、うまいこといくでしょうか。その辺に少し不安がありますが…。

 なんにせよ少しは希望が出てきましたよ!