一宮競輪 「税金投入なら廃止も」

一宮市競輪あり方検討委員会(委員長=奥野信宏・中京大理事)は15日、入場者や売り上げの減少が続いている一宮競輪について、「当面は存続させるが、繰越金が不足して税金投入が予測される場合は事業の廃止を検討する」とした報告書をまとめ、谷一夫市長に提出した。

 一宮競輪は、1991年度のピーク時に約388億円あった車券売り上げが、2007年度には約3分の1の約139億円に減少。市の一般会計への繰り出しも91年度の27億円から07年度は1000万円に減った。今年度は1億1800万円の赤字が見込まれている。

 一宮市競輪あり方検討委員会の議事録はこちら(参照)。中部の名門一宮も危機的状況にあるようです。なお、この記事内容はなんだか上記リンク先の議事録第6回目の要約のような形になっています。

 一宮の施行者さんは他の施行者さんよりは前向きのようで、交付金の恒久的減免を強く主張しています。これは少なくとも時間稼ぎにはなりますから是非実現しなければならないことだと思います。議事録にある車両課長さんの説明で注目すべきは今年10月からの単複導入と重勝式場間キャリーの解禁。場間キャリーに関してはやっとですかという感想を抱かざるをえないのですが、やらないよりはずいぶんましです。ネット場で活動する我々ネット競輪客も場間キャリー解禁に向けて世間を盛り上げていこうではないですか。