公営ギャンブル苦境 競輪・競艇売り上げ激減 主催16市 財政への貢献低迷

KEIRINグランプリ」発祥の地で、全国トップクラスの入場者数を誇るという立川競輪。これまで、収益から総額約1323億円を市一般会計に繰り出し、JR立川駅前の再開発などに使われ、立川市を多摩地区の中心に押し上げる原動力になってきた。

 しかし、ピーク時(92年度)に約907億円あった売り上げは、08年度は約216億円。運営基盤安定化のため、施設改修や従業員の退職金などに使われる基金を積み増すことにしたため、89年度に約78億円あった繰り出しは、05年度からは1000万円だけになっている。

 なんだか最近立川の施設がひどいことになっているという話を聞くのですが、基金を積み増ししているということはそのうち大幅な改修の予定があるのでしょうか。かつての競輪のメッカの地位も、平塚などの台頭で近年相対的に低下しているような気がします。競輪界全体の盛り上がりのためにも有意義なお金の使い方を期待したいところです。