葬式競輪なんて打ちたくないよ。

 8年前、西宮最後のレースを現場で観てました。村上義弘が2周逃げて、番手の渡辺一貴が捲りを全部止めて、近畿ワンツーでした。いいレースでしたよ、ええ。興奮しましたよ。でも、敢闘門に村上が消えていった後の寂しさといったらなかったですよ。葬式競輪なんて打つもんじゃないですよ。もう二度とごめんだと思いました。なので甲子園最後の日には行きませんでした。

 西宮からの帰り、スタヂアムを出たら尼崎競艇が入場券付きのティッシュを配ってました。受け取りませんでした。明日の花月園の帰り道にもどこぞ他のばくちのスタッフが待ち構えているんでしょうか。前節からラピスタが花月園でキャンペーンやってるそうですけど、競輪客をどうぞお守りください。

 わたしは今日、奈良の準優でヤラレたんですよ。なので明日は奈良の決勝を勝負しないといけないんですよ。普段ヒラ打たない人間が、最後だからってヒラ打ちたくないですよ。それがどんな未来であれ、未来があるほうを打ちますよ。

 奈良決勝の並びです。
 

橋爪-飯島-大橋-戸邉の関東勢
杉山-田中-安東(自力も)の九州勢
山田-水書のあまりもん
 

 ポイントになるのが山田の動き。関東に競るか、橋爪が前に出て流せばそれを切って九州を出し、中段捲り。関東に競れば今日のように杉山がカマシますよ。九州を出せば杉山のデキいいですから山田の捲りに田中が合わせて踏みますよ。田中=安東

 山田は捲り屋じゃないとはいえ、奈良ですからバックくらいからは踏まねばならず、そしたら関東を引き出してしまうかも。そのときは橋爪のS級初優勝を狙いましょう。橋爪-飯島・田中