TVアニメ「けいりん!」今夏から放送開始!


 来週から人気アニメ「けいおん!」の第二期が放映されますが、早くもその後番組の情報が入ってきました。その名も「けいりん!」ですよ。TBSは「けいおん!」人気を引っ張りたいわけですが、二期で原作に追いついてしまうのは確実視されています。そこで二匹目のドジョウを狙う方針に転換、今年流行の兆しのある自転車女子(参照)をキーワードにオリジナルアニメを制作することにした模様です。そこに女子競輪を盛り上げたいJKAも全面的にバックアップしてこのような企画になったとか。

 これは好企画ですよ。登場人物仕様の自転車やジャージ、ヘルメットなど比較的高価なグッズを売ることもできますしね。JKA側にしても競艇(今日からはボートレースだそうですが)の「モンキーターン」人気を指を咥えてみているしかなかったわけですが、これで同じ土俵に上がれますね。競輪場でアニメのイベントを行い、今まで競輪に興味のなかった層を取り込むこともできます。イベントでなくてもファンが勝手に聖地巡礼してくれるかもしれませんね。

 肝心のストーリーですが、廃部寸前の向日葵が丘高校自転車部に入部した4人の女子高校生が練習したりお茶飲んだり合宿したりクリスマスパーティしたり…とまあ「けいおん!」の完全な自転車版ですね。ここまで来ると戦隊ヒーローものを思わせます。

 しかしコピーと侮ってはいけません。アニメ制作は「けいおん!」と同じ京都アニメーションです。京都アニメーションは実在の場所をそのまま登場させることが多いですが、ロケハンには京都向日町競輪が全面協力しています。向日町が聖地になるわけですね。

 主な登場人物は以下の通り。

 村上唯(むらかみゆい)
自転車部=サイクリング部と勘違いして入部する。全くの初心者からトラック競技を始める。自己流や直感に頼るタイプ。かわいいものや、魂の走りが大好き。

 伊藤澪(いとうみお)
漕艇部に入るつもりだったが、幼馴染の律に自転車部に引っ張り込まれる。真面目で成績優秀、プロポーションの良さもメンバー中一番だが、スプリントは目立つからとTTを選んだほど恥ずかしがり屋。TTのスピードはかなりのもの。

 山本律(やまもとりつ)
大雑把な性格で、細かい駆け引きが苦手という理由で徹底先行を選ぶ。 澪とは幼稚園からの幼馴染で、しょっちゅういじり倒している。ナレーション喋りや、他人の声色を真似るといった妙な特技がある。
 
 稲垣紬(いながきつむぎ)
言動からかなりのお嬢様と推測される。4歳のころから自転車を習い、レースで入賞したこともある。おっとりしていて人当たりがよく、常に笑顔を絶やさない。道場にはお菓子とティーセットを持参している。

 松本和(まつもとのどか)
唯の幼なじみで生徒会役員。常にクールだが、怒ると怖い面も。唯のよき理解者で、保護者的立場で見守ってくれている。

 村上憂(むらかみうい)
唯の5歳年下の妹。気立てがよく控えめで、料理もうまく家事も万能にこなすなどよくできた妹。成績も優秀で、姉である唯に勉強を教えたりすることも。

 窓場さわ子(まどばさわこ)
自転車部の顧問。美人でおしとやかで生徒からの人気も高いが…素に戻れる自転車部を心のオアシスとしている。唯たちの通う向日葵高のOG。在学中の写真がきっかけで顧問をひきうけることになる。ポイントレースの腕は確かなもの。

 西谷梓(にしたにあずさ)
自転車部に新しく入った1年生。とても真面目な性格で、自転車部のティータイムや唯たちのゆるい雰囲気に気を揉んでいる。小学生の頃から両親の影響で始めたスケートは、かなりの腕前。

 
 …って、ここまで露骨に二匹目のドジョウを狙っていいもんなんでしょうか。まあ大丈夫と思いましょう。こうなると脚本がどうなるかも心配ですが、担当するのは匿名のユニット「ばんくおぶどり〜む」なんだそうです。常に上から目線の女子高生だったらイヤですねえ。




 

けいおん! (3) (まんがタイムKRコミックス)

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