花月園死すとも煮込みライスは死なず

 花月園の廃止は各紙報じています。

花月園競輪場が廃止されても、施行者の神奈川県競輪組合は11月27〜30日にG3を川崎競輪場で開催する予定。
幾多の名勝負残し…花月園、60年の歴史に幕(スポニチ)

往年の名選手らによる特別レースなどもあり、普段の2倍以上にあたる約1万人のファンでにぎわい、数々の名勝負を生んだ舞台との別れを惜しんだ。
ありがとう花月園 60年の歴史に幕 ファン1万人別れ惜しむ(東京新聞)

花月園競輪60年の歴史に幕(読売)

花月園競輪場:“当たった、はずれた” 60年の歴史に幕(毎日)

神奈川新聞と朝日新聞は場内食堂に焦点を当てています。

メーンスタンドにある食堂「松葉」は31日、多くの競輪ファンに惜しまれつつ閉店した。店主の松尾あさ子さん(57)は、詰め掛けた常連客との思い出話に花を咲かせ、半生を過ごした競輪場を後にした。

 花月園競輪場開業とともに、店はオープン。看板メニューは定食やカレーで、店を切り盛りする母親の背中を見て育った。突然の競輪場廃止に驚いたが、場内のほとんどの飲食店と同様、廃業することを決心。「お客さまに支えられて店を続けることができた」と振り返る。
“お山の競輪場”が60年の歴史に幕、場内食堂「松葉」も店じまい/横浜・花月園競輪場(カナロコ)

31日で閉鎖となった花月園競輪場横浜市鶴見区)で、60年にわたって競輪ファンに愛された店がある。「煮込みライス」が名物の「ふくふく亭」。いったんは店じまいを考えたが、閉店を惜しむ声に押された店主の横田福江さん(67)が再出発を決めた。JR東神奈川駅近くに4月、同じ名前で小さな店がオープンする。
花月園競輪場 60年の歴史に幕(朝日)

 というわけで、煮込みライスは残るようです。花月園はかたみを残すことになりますね。競輪客のサロンのようなお店になるといいなあ。さらには競輪場B級グルメの楽しさをこれまで縁のなかった人たちに伝えて欲しいです。