外国からの心温まるメッセージ

 短期登録選手として今年から出走するフランスのフランソワ・ペルビス選手のメッセージが泣けます(参照)。

競輪がある日本に生まれたみなさんはとても幸運です。私も競輪は大好きです。

 わたしもそう思います。ええ、競輪大好きです。国際競輪…ってついつい言っちゃいますけどもうそういう名称じゃないんですよね、もうちょっと外に向けて盛り上がらないかなあ。なんせ、自転車トラック競技というマイナースポーツとはいえ、世界トップクラスのレーサーが日本各地を巡業してくれるんですよ。こんなスポーツ他にありますか?

 
 競技者でなくても日本の競輪に熱い視線を向ける外国人は他にもいます。ピスト乗りの皆さんです。今度、13人の外国人がピストで日本を旅したロードムービーアメリカで公開されるのですが、その監督の言葉も心に染みます。

 「なぜ東京から大阪? なぜ日本で“フィックスドギア”の自転車映画を撮影したんですか?」、監督のNick Hillさん(28)に聞いた。


 「外国で自転車ツアーをしようと思って、まず日本だなと。日本のバイク文化にひき付けられたのさ。フィックスドギアの原点である、日本の競輪やレースにも興味があったね。それを直で見たかったんだ」
ドキュメンタリー映画『TOKYO TO OSAKA』が伝える“ピストバイク”の魅力 (1/2)

 リンク先のトレイラー映像にも競輪場の様子が出てきます。

以前、競輪から始まるピスト文化をまとめた"FIXED"という洋書を紹介しましたが(参照)、外国人の皆さんのほうが競輪をリスペクトしてくれているという状況ですよね。先のペルビス選手もそうですけど、こういうメッセージを、競輪を知らない日本人にもっと伝えていく努力が必要なんだろうと感じます。

 GIさんからの情報によりますと、最近首都圏の競輪場では外国人の姿をよく見かけるとか。状況は少しずつよくなって来ています。外からの評価をなんとか日本人にも伝えて、競輪という文化を育てるという発想。これはわたしが4年前にYouTubeで英語による競輪映像の発信を始めてからずっと考えていることですけど、そろそろ芽が出てきてもおかしくないです。出るなら一斉に発芽させようじゃありませんか。