競輪場不正契約問題 市改革検討委、効率的制度構築を /岐阜

検討委の会合では、市側が「契約事務の原則を曲げるわけにはいかない」と説明したが、委員長の高橋弦・岐阜大地域科学部教授は「サービスを重視する競輪場や病院のような緊急性の高い部署は効率的なルールを作った方が好ましい」と方向性を示した。

 このほか、競輪事業全体を監督する管理職を置くことや、修繕写真の提出を義務付けるなど、全庁的な契約事務制度の見直しを求めることを決めた。

 昨年10月の架空工事騒ぎ(参照)から始まった岐阜競輪の一連の騒動も一応の決着を見そうです。ここ数日も新聞等では岐阜競輪が拾得した現金を流用した件で扇情的にいじめられておりました。全面的に擁護するわけではありませんが、機動的に資金を使うことができない制度的不備も理由に挙げられるでしょう。そんな中新聞の論調に負けず、検討委員会が企業的部署において効率的なルールづくりを提案したのは非常に評価できます。

 契約事務ルールが効率的かつ機動的になった際には、競輪場の現場の皆さんは張り切って競輪場の振興に邁進してほしいと思います。