奈良競輪2年連続赤字に

県は7日開かれた県議会経済労働委員会で、県営の奈良競輪(奈良市)の昨年度の収支が約1億円のマイナスで、2年連続の赤字となる見通しを明らかにした。委員からは「赤字にまでしてやるべき事業ではない」などと批判があり、県は「(雇用面など)廃止した場合に出る問題も考えたい」として廃止も視野に入れて検討を始めた。

 奈良は昨年度秋の共同通信社杯を開催しましたが、売上は約97億円でした。G2を開催して赤転、または赤字幅を拡大してしまうのは最近よくある傾向です。もっとも毎年全体的な売上げが下がってますのでその分もありましょうが。

 西宮市、北九州市、神奈川県競輪組合、検討中ですが京都府、まあ大津市はそんなんでもないですが、財政規模が大きな自治体ほど廃止コストや雇用の問題を軽くスルーできますから廃止に対する障壁が低くなります。奈良競輪の施行者は奈良県ですから廃止の話が出たら話が進むのは早いかもしれません。が、とりあえず、来年の大改革(参照)を待って欲しいと思います。