坂本勉引退「ロスの超特急」いわき平で花道

近年は自在型、追い込み型へ戦術を変えながらも苦闘を続け、今期は35走して1着1回と低迷し、7月(後期)からはA級陥落が決まり引退を決意した。20日から開催される北日本地区のいわき平F1の追加配分を受け、27日開幕の武雄F1を欠場して最後の花道を飾る。

 滝沢先生もそうでしたが、「ロスの超特急」というよりも「ロス」の愛称で親しまれました坂本勉選手もA級陥落を前に引退してしまうのですね。寂しいことです。今後は、期末ボーダーを走る往年の名選手のウマは奮起して欲しいものです。20日からのいわき平F1は長らく支援物資の集積所として使用されてましたいわき平競輪場の再開場所になりますし、地元SS成田をはじめとする好メンバーも集結、そしてロスの引退戦と、話題が多くなりました。是非盛り上げてもらって福島に競輪の火を再び灯して欲しいものです。競輪は復興のシンボルですから。

 一方、ロスのS級最後の正規配分だった27日からの武雄F1には今月限りでの引退が噂される(コンドルより)佐々木昭彦選手が出場します。この開催はお馴染みとなりました「闘将Sに挑んだ強者達」開催なんですね。弟の浩三選手はよく斡旋されてましたけど、同タイトルに闘将Sご本人が出場するのは初めてではないでしょうか。そういうことも引退説に信憑性を与えています。もし本当ならこれまた寂しいことです。