立川競輪再生へ有識者委来月市若手職員ら意見も反映

構成メンバーは市幹部や競輪などの運営を手掛ける財団法人「JKA」の職員、学識経験者ら11人。新たなファン層を開拓していこうと、市の若手職員で作るグループからも意見を集め、委員会に反映させるという。12月頃までに3回程度開催し、具体的な改善策を煮詰める予定だ。

 また、将来像の検討委の結果を受け、8月からは老朽化した競輪場の施設改修工事について話し合う委員会もスタートさせる。こちらは市幹部や全国競輪施行者協議会のメンバー、現役の競輪選手など10人で構成される。

 委員会での検討内容は、12月頃までにまとめたうえで、市民の意見を募るパブリックコメントを実施し、3月の市議会に報告される。

 ここ数年、一般会計への繰入金を控え、スタンド閉鎖や電気代の節減など経費節減に取り組みつつ基金を貯めに貯めてきた立川競輪が、とうとう反転攻勢に移るようです。もちろん最近のこの手の委員会にありがちな廃止議論なんてありません。立川はあくまで前向きです。

 最近は競輪のメッカとしての存在感を京王閣や平塚に奪われ、ファンの間でもスタンドの寂しさが言われていましたからね。川崎や平塚の施設改修と共に、業界をリードする競輪場が切磋琢磨して施設やサービスの改善につとめていって欲しいものです。