四日市競輪:来年度も継続を 検証委、市長に報告書

報告書などによると、昨年3月の東日本大震災の影響で、普通競輪の売上額は、一時落ち込んだものの、4〜10月は前年同期比並みだった。さらに、競輪振興法人・JKAの交付金還付制度の臨時歳入があることや、臨時場外売り場が増えたことなどから、事業収支は1億6000万円の黒字が見込まれ、一般会計への1億円の繰り出しを予定している。12年度は、特別競輪のサマーナイトフェスティバルの開催などで1億2000万円の黒字を見込んでいる。

 ナイターの成功で07年度に黒字転換、西日本でも有数の優等生になった四日市ですが、やっぱり黒字幅は年々減ってきていますね。ピークは08年度で6億の黒字でした(参照)。四日市はナイター競輪における最強のネット投票環境を用意していましたが、KEIRIN.JP Streamへの一本化でアドバンテージがなくなったのもひょっとしたら影響しているのかもしれません。

 ところで、近頃発表されました2011年の競輪選手賞金取得状況によりますと、去年の賞金総額は一昨年に比べましてなんと50億円も少なくなっているんですね(PDF)。これを単純に競輪場数で割りますと、1場につき1億強のコスト減になります。このコスト減がなければ黒字はほとんどなかったのかもしれません。命を張って頑張っている選手の皆さんは大変だろうと思いますが、選手会として競輪場を残す方向で合意してくれたものと思います。わたしも客として持続可能な限り競輪を支援…というとカッコつけすぎですが、とにかく好きなので打ちますよ。