北関東の競輪場の話題

 たまたま2つ記事が続けてでましたのでまとめて紹介したいと思います。

北関東の公営競技、若者・女性開拓急ぐ ネット中継ナイターも(日経)

 いくつかの公営競技場の話題が掲載されています。ピックアップして見てみましょう。

 まず前橋ミッドナイト競輪の話題です。

出だしは好調。2月2、3日に開いた第1回は、車券売り上げが計1億3600万円と損益分岐点の9500万円を上回った。通常の2日間のレースでは車券売り場の運営や場内の警備・清掃などで約1000万円の費用がかかるが、ミッドナイト競輪では「ほぼゼロ」(同)で、初回から黒字を達成した。3月には競輪界トップクラスのレースを誘致。ミッドナイト競輪の知名度を一気に上げようと積極的な広告宣伝を検討している。

 2日間の損益分岐点が9500万円なんですね。スタート当初の小倉はもっと大きな数字だったような。ちょっとソースが見当たりませんけど。前橋は中継にタレントとか使ってないんでしたっけ。前橋ドームのほうが小さいから照明・暖房代も少なくて済むのかな。また、やってるうちに削れるところはどんどん削れますよね。コスト削減とは別に最近はスポーツバーやアイリッシュパブと連携してミッドナイト競輪をアピールしてますよね。これはいいことだと思います。できれば地方都市でもお願いしたい。高松でもやるんならボランティア解説引き受けますよ。

 
 続いて未だ開催再開に至らない取手です。

ハード面の改善でアピールするのが取手競輪(茨城県取手市)。老朽化したメーンスタンドを解体しバックスタンドを改装してメーンにする。席も座り心地の良い座席を導入し「施設の魅力を高め、若い世代を集客する」(担当者)狙いだ。

 記事の冒頭部分にもありますが、26億円をかけた大改修だとか。基金がいっぱいあったのでしょうか。取手競輪場の公式サイトに詳述してありました(参照)。ホームとバックを入れ替え、現在のメインスタンドを解体してこの秋にも再開とのことです。ホームとバックを入れ替えるのはなんだか宇都宮競輪場みたいですね。


 その宇都宮についての記事があります(参照)。

 見出しがアレなのはスルーしまして、まず、Kドリームスに加入しますよというのと、これがポイントですが、注目の4月からの新重勝式にも触れられています。

また、競輪場や専用場外などで販売している7種類の車券もネットで購入できるようになるほか、競輪界の活性化策として、記念競輪以上のグレードレースでも、幹事施行者の立川市と他の競輪開催施行者で共同開催する重勝式「ドカント」を4月からネットで統一発売する。同事務所がドカントを共同開催するのは5月に同競輪場で開かれる63周年記念競輪2で、収益の分配が受けられるという。

 同事務所は、ネット販売による売り上げを約1億9340万円、収益は約1104万円と見込んでいる。

 キャリーオーバーを共有にする新重勝式について触れられていた以前の記事(参照)では、幹事施行者はもちまわりのグレードレース開催場のような記述でしたが、この記事では「幹事施行者の立川市」とありますね。これが正しいとして、以前の記事の収益配分基準を適用しますと立川丸儲けでよく分からないことになります。うーん。まあまだなんとも言えませんが、せめてダービーが終わったらちゃんと発表して広報につとめてほしいところです。