競輪施行者の皆様へ、小商いのご提案。

 なんだか怪しいタイトルですが、怪しいことないですよー。ほんとだよー。

 競輪のライブとダイジェストがKEIRIJN.JPに一本化される前、いくつかの施行者はYouTubeを使ってダイジェスト映像を配信していました。独自サーバーと併用というパターンが多かったかな。熊本や取手、前橋といったあたりですね。KEIRIN.JPができてからも続けているのはわたしが把握している限り前橋だけとなりました。

 これ、もったいない話だと思うんですよね。確かにレース結果からダイジェスト動画へワンクリックで行けるKEIRIN.JPならではの利点はあります。しかしTwitterFacebook、ブログなんかでwmvストリーミングビデオは紹介しづらいという欠点があります。アドレスは長いですし、WMPが立ち上がってしまうのってイヤですよね。スマートフォンでは閲覧すらできません。*1その点、YouTubeですとソーシャルメディアでの紹介が簡単、短縮URLも有り、スマートフォンでも簡単に閲覧できます。そしてコストもかかりません。

 ソーシャルメディアなどを通じて爆発的にアクセスが伸びることも期待できます。たまたま競輪を目にする人を増やすことができるのです。別にタレントさんやグラビアアイドルを使わなくてもです。どんどん競輪のレース動画をYouTubeに流しましょう。その際、アクセスを増やそうと思えばタイトルやタグを日本語と英語のバイリンガルにすることです。海外の自転車好きの間では競輪は人気ですからね。例えばこの動画は、まあ大量落車が受けてしまった面はありますが、6年間で30万のアクセスを集め、今でもアクセスは伸び続けています。コメント覧はほとんど英語です。http://youtu.be/dFRahWnA4YM

 なかなか商売の話になりませんけど、実はさっきの動画はわたしがアップしたものなんですね。よくネタで「世界で初めてYouTubeに競輪動画をアップした男」とか言うのですが、当時はYouTubeに日本語版がなく、日本人でも英語でアップするのが当たり前みたいな感じでした。この動画のアクセスが10万を超えた頃でしょうか、YouTubeというかGoogle様から、「お前の動画に広告を掲載しないか」みたいなメールが来たんですよ。でもこれ、競輪場のサイトからダイジェスト映像ぶっこ抜いてアップしたもので、わたしは権利者じゃないので実は広告で金儲けする資格がありません。そんなわけで今でも広告は掲載していません。

 しかし競輪場がアップする映像なら問題はありません。詳しいことはYouTubeのパートナープログラム(参照)を見てください。タイトルやタグや説明文はバイリンガルにしたほうがよいですが、というか絶対そうすべきですが、その手間も事前にいくつかのテンプレートを作っておくことでほぼ解決できます。そのための人員を新たに用意しないといけないほどの手間ではありません。アップするのは開催日だけですしね。

 前橋競輪のYouTube動画はタイトルと説明文を日本語、タグを多言語で記述していますけれども(参照)、全てを英語と日本語のバイリンガルにしたほうがアクセスは上がると思います。まあハングルのタグくらいはあってもいいかな。YouTubeには各動画ごとにアクセス解析が用意されていますから、それを利用して試行錯誤すればいいと思います。

 まずはある程度のアクセス数がないとパートナーにもなれませんから、すぐにお金が儲かるという話ではないのですが、競輪の広報をしながら、なおかつ収益が得られてしまうというお話なんです。よっぽど爆発的なアクセスがないと新たな収益源と言えるほどにはならないと思いますが、世界的視野に立つと競輪にはそのポテンシャルが秘められていると思います。また、外国人への競輪のプロモーション効果については以前何度か書きました(これとか)。
 
 我々競輪客もTwitterやブログなどで積極的にYouTube動画を使ってコミュニケーションすれば楽しいですし、同時に競輪場の収益に貢献することもできます。まあわたしが考える事ですので、そんなのすでに検討済みだよと言われるかもしれませんけど、もしまだでしたらひとつ考えてみてくださいよ。最近注目のNAVERまとめを使ったマネタイズよりはよっぽど費用対効果は高い思います。あ、YouTubeでのライブラリが充実してきたら、特定のレースだけをNAVERまとめでまとめるというのも手ですね。

*1:なんだか閲覧できるアプリがあるそうなのですがわたしの環境ではできませんでした