11年度総売り上げ、20年連続で減少/競輪

2011年度の車券の総売り上げが10年度比98・1%の6229億3693万2200円

総入場者数も10年度比91・5%の489万8633人だった。

 10年度と11年度は震災の影響を大きく受けましたから単純比較はできません。そこでまず開催日数を調べて比較してみました。ソースは広報KEIRIN(参照)。及び2012年3月に関しては手集計しました。

 10年度 2509日
 11年度 2492日

 17日ほど少なくなっています。0.7%ほどの減少ですのであんまり関係ないですね。ただ、比較的入場者数が多い取手が全休、いわき平が4月5月お休みで9日少なくなっています。この辺りが総入場者の大幅減に繋がった可能性はありますね。あと、大きな変化としては小松島の開催日数がいわゆる観音寺方式で31日になっています。

 G1G2は10年度、11年度とも開催日数は変わりません。ただ、11年度の最初のG2レースとなった武雄共同通信社杯は東日本で場外が行われなかった関係でG3並の売上にとどまりました。G3開催にも混乱がありましたが、トータルで2節、11年度のほうが少なくなっています。

 そこで10年度の売上から11年度の売上を引いてみますと、634,988,196,660-622,936,932,200=12,051,264,400となりまして120億円ほどの減少になります。おや、ちょうど記念2節分ですね。記念が減ったぶん、その銭はどこかに放りこまれているわけで、これをもって下げ止まったとは言いませんが、大健闘の部類だと思います。そしてこれは年度ではなく1〜12月の計算になりますが、11年は50億円にも及ぶ賞金総額の減額がありました。(参照PDF)。選手にとってはしんどいですが、少しは経営が持ち直した施行者も多いのではないでしょうか。