名古屋記念最終日

北日本の後ろに小倉-香川。桜井健には神徳の並び。前受けの野田源一を赤板から永井が抑えにかかるが野田が突っ張って先行。ホームから永井が強引に(フォームがきれいなのでそうは見えないのだが)叩きバックで出切るが力尽き、後方から桜井の捲り一閃。これに切り替えた小倉-香川が突き抜ける。
徳島は仲良し、かつ桜井-香川は好相性の印象があったので意外な並びだけれども、最近捲り追込み一本の桜井に嫌気が差したのか。しかし、7月高松で観た時は悲惨だった桜井の脚自体はかなりよくなっている。数年前はカマシか捲りでスジをよく連れてくる(割りに人気にならない)おいしい選手だった桜井だが、最近の連絡みはほとんどが前残りとの筋違い。永井は相変わらず最終バックを取ることに徹している模様。

前受けの小嶋を打鐘で金子が切って吉田がすんなり先行。金子3番手の前田拓はこれに切り替えて4番手。小嶋が7番手から2コーナー発進するが、中段の金子はピクリとも動かず。吉田の番手から直線抜け出した山内を小嶋がわずかに捉えて優勝。
中部の先行屋3人による三分戦でしかも名古屋記念決勝。G3以上未勝利の名古屋所属選手二人のどちらかに優勝させたいという中部お馴染みのアングル競輪だが、コンドルによると小嶋は話し合いに参加していなかった模様。小嶋の代わりに山田裕仁が入っていたならきれいにとぼけて山内の優勝だったんだろうけど。しかし、小嶋は後ろが競り合いで、さらに後方から捲り切ったんだから誰も文句のつけようがない。金子は併せて出るフリをして小嶋を浮かせちゃえばよかったのに。