高松共同通信社杯三日目

吉岡を背負って三宅達也が打鐘前からメイチの先行。ホーム捲りの金子に併せて吉岡が2角番手捲り快勝。
最近自在性を増している三宅だけど、吉岡を背負って後手を踏むわけにはいかない立場上、こんなレースになったのか。相手が金子だけに、前に出て少しでも流せばカマシが飛んでくる。

打鐘で先頭に立った田中雅をすかさず武田が叩くと、田中はメイチ突っ張りもがきあい。1角武田が出切るが、バック7番手から有賀の捲りが届く。
田中雅は先月前橋で武田に二度叩かれ敗退している。その落とし前をつけるための突っ張りだろう。武田がF1やG3で若手を潰せば潰すほど、大レースでの刺客を増やすことになる。強い先行屋の宿命だけど。さしあたって今後、地元向日町で武田にコテンパンにやられた稲垣との対戦があれば注意。

打鐘から小嶋と高城のもがきあい。内林は千切れ、小嶋が高城の番手にはまるが、小嶋後位の山田がバック線手前から先に捲って快勝。
小嶋は追走一杯ではなかったと思うが・・・山田の今開催に賭ける意欲はすごい。しかし、松岡との確執もある上に、さらに小嶋まで敵に回すのか?今まで小嶋には1億くらいは世話になってるはずなんだけど。

伏見の打鐘4角先行を吉田敏がホーム4番手外併走から佐藤慎のブロックをこらえて捲り切る。さらに石丸も来るがこれは佐藤が止める。しかし伏見は残れず。
伏見は帰国後初先行だけど、やっぱりスタミナ不足か。高松得意の三宅伸は相変わらず良い伸び。

中川のホーム先行。中段はイン村上アウト登志信で併走だが、村上が3番手の広川をインからどかして2角捲り。児玉が少し離れたところを加倉がスイッチして流れ込み。
児玉は最近、前との車間が開くことが多い。全盛期は素早い切り替えからぴったり追走しての追込みが武器だったのだが・・。三日間村上にやられっぱなしの斎藤登志信は次に対戦するときどう出るか?


決勝は、吉田-山田-兵頭-阿部/村上-加倉-三宅/岡部-佐藤の並び(三宅の位置は微妙)。
山田にお願いして後ろを回ってもらう吉田はなんとしても先手をとらなければならないが、村上は岡部の捲り頃になろうとも中部二段駆けを潰しにかかるだろう。吉田は今日の8Rの三宅達也と同じくらいの仕掛けが必要。それで出切った場合、山田はバック前から仕掛けなければならず、兵頭の差込み有力。→兵頭-山田 兵頭=阿部 
村上の突っ張りに吉田が出られない場合、山田が外から強引に二段捲りになれば前段と同じ結論。
山田が中段に潜り込んだ場合、高松得意の三宅の先捲り。→三宅=山田 三宅-加倉 
打鐘からガチで叩き合いが長引いてしまった場合→岡部=佐藤 これは押さえか。


台風はウチの商売にも影響を及ぼしてしまったため、明日も買えない可能性が高いけど。