立川阿佐田哲也杯二日日

平原-岩津/稲垣-井上/武田-矢口/五十嵐-海老根-武井で周回。
赤板前から南関勢が上昇。併せて出ようとする者もなく、すんなりと南関勢が主導権。その他の若人は4番手を取り合う。おかげで五十嵐は打鐘4角まで流せてホーム手前から全開。2角8番手から平原が仕掛けるが行けるわけもなく、バック出口で武田も捲りに出るが伸びを欠く。3角番手捲った海老根が同県武井を引き連れて優勝。直線追込みに賭けた稲垣の後ろから井上が3着に突っ込む。


稲垣と武田のおっさん臭いレースが目立ったヤンググランプリでした。稲垣は伊東温泉記念で二段駆けを躊躇無く仕掛けて捲っているのに、バック捲りさえ出さず。伊東決勝の吉岡より今日の武田のほうが恐かったということか。武田も慣れない位置取りの動きで持ち味を全く出せず。もういいので来年は歳相応にグランプリに出てください。
稲垣と武田の間抜けに助けられたとはいえ、海老根は冷静なレースぶり。レース後、敢闘門で自転車を預けるとすぐ走路に戻って殊勲の五十嵐を出迎えたのも印象的でした。コメントで南関の結束を強調していたけど、今回限りの都合のいい大義名分ではなく自分が先頭でも有言実行してくれそうな雰囲気。



さて、明日は競輪グランプリ。前売りオッヅは神山=小橋が一番人気。結局オリンピック効果は夢まぼろしだったのでしょうか?

http://www.keirin.go.jp/land/pages/news_index/news_index_20041227_02.html
並びは、村上-内林-小野/神山-小橋/伏見-佐藤/斎藤-岡部

  • 赤板から最終ホームまで。

先行は8割方村上だろう。しかし周回中の並びによっては北日本勢が、斎藤がインを切る、あるいは斎藤が前で受けた場合に村上が叩くのを突っ張って伏見に叩かせるという可能性もある。北日本別線宣言は他ライン・・特に村上の油断を誘うための策かもしれない。その場合でも村上は主導権にこだわるだろうが、逃げたとしても早駆けになり苦しい。今年の伏見は去年のような早駆けはない。
村上が逃げると想定して、競りはあるか?この時期の立川は逃げる選手には地獄だが、グランプリでは後続の競りを尻目に逃げ切った例が何度かある。神山はコメントからは4番手取っての捲り追込み基本のようだ。競るとすれば斎藤のイン粘り。斎藤にしてみれば一か八かで競りに行き、競り勝ったうえで村上が主導権を取り切ってくれていれば優勝のチャンスだし、競り負けたり競りで脚を使っても、伏見のカマシ・捲りをアシストすることになる。しかし、ふるさとダービー函館で引っ張ってくれた恩人岡部を背負ってのイン粘りは、展開上引けなくなったとき以外は考えにくい。もし競れば3番手の小野も番手に追い上げることも考慮に入れなければならないが、競りはないと想定する。

  • 最終周回

村上ペース駆けの場合は、神山が中段にこだわるだけに神山と斎藤で4番手争いの可能性がある。そうなると村上を伏見が捲れるか否かの勝負。(1)捲りが進まなければ前で決まる。但し小野は縦の脚で内林を上回る。(2)捲りで村上に襲い掛かっても、村上には内林が付いているから、捲りはよっぽど外を周らない限り張り飛ばされる。その場合、小野がインを突くかどうか。寒くて重い冬の立川ではインはよく伸びて2着まで。また、内林もインを突かれることは想定してるだろうから、村上後位でもつれることもありうる。
村上が早駆けになったときは内林が例によって大立ち回り。昔の内林なら捲りの番手をあっさり飛ばしてスイッチ、直線差し切るところだけれど、そこまでの脚は今は無い。そうなると恵まれるのは(3)小野か、それとも(4)最後に捲り追込んだラインか。

  • 結論

村上=小野---(1)(2)
小野-内林---(1)(3)
神山=小野 伏見=小野 岡部=小野---(3)
押さえで 伏見-佐藤---(4)


したがって、村上が逃げてくれないとこの予想はおしまいであります。
村上よ、思いつくままに叩き続けろ!(じゃがたら「でも・デモ・DEMO」)


南蛮渡来/暗黒大陸じゃがたら