立川 競輪グランプリ

佐藤がスタート飛び出し、伏見ライン/関東/村上ライン/登志信ラインで周回。
打鐘前2コーナーから村上が進出。登志信-岡部もこれに続く。村上は打鐘であっさり先頭に立ち、スパートのタイミングを窺っていると、打鐘4角登志信が一気にカマシ。「追い出しかと思った」村上はスパートが遅れ、登志信が1コーナーで出切る。登志信-岡部の後ろには神山が続いていたがそれをどかして小野がスイッチ。その後ろには、浮いた神山を捨てた小橋が続く。この体勢のまま4コーナーを迎え、岡部が早めに踏み込むが、中割りの小橋を締めながら小野が外強襲して優勝。


村上がカマシを許すことは最近では珍しい。今後しばらく村上は登志信と同乗した場合、このレースのことを意識することになりそう。登志信のカマシは意外だけど、あの状況なら理に適った選択。小野は、神山を飛ばして村上を3番手に入れれば自身は2着まで。勝つためにはあれしかなく、そして勝ったのだから誰も文句はいえない。小橋も俊敏に切り替えて、小野に締められなかったら2着はあった伸び。半年の不調からよく戻してきたのはさすが。
小野の性格からして村上が行けなくても切り替えないと考えたので、昨日の予想は村上の先行が大前提だった。しかし、村上は先手を取れず、小野も切り替えて、結果的中。マイナス×マイナス=プラスというわけですね。うれしさ1/3というところ。選手入場時、テレビ東京のアナウンサーが「あなたの夢、わたしの夢・・」などと、どこかで聞いたようなフレーズをしゃべってたけど、私が競輪を打っていて一番気持ちいいのは、難解な展開を読みきって車券を獲ったときだ。それはグランプリだろうとA級一般だろうと変わらない。来年は最終バックで「でけたあああああああ!」と叫んで、残りの12秒間はニヤニヤしていたいと思います。