今週読んだ本

司法のしゃべりすぎ (新潮新書)

司法のしゃべりすぎ (新潮新書)

 裁判所はもっと淡々と仕事しろという、5ページくらいで語れる主張を延々と展開なさっています。しかしその割に、当然予想される反論に対する再反論は薄い。新書バブルを体現する1冊。大阪42期の井上薫はS級1班ですが・・・↓
A級3班


国家の罠 外務省のラスプーチンと呼ばれて

国家の罠 外務省のラスプーチンと呼ばれて

 対ロシア外交の裏面を描く前半、検察官との心理戦を詳細に描写した後半、どちらも最高に面白い。前半に関しては国家機密によって書けなかったことも多いんでしょうが、物足りなさなど微塵にも感じさせない面白さ。
S級1班


拒否できない日本 アメリカの日本改造が進んでいる (文春新書)

拒否できない日本 アメリカの日本改造が進んでいる (文春新書)

 アメリカ化する日本を、外交文書から読み解く本。テーマは一貫していますが、司法制度改革の部分とかちょっと荒いかなと思いました。1番上の本とは対照的に、もっと分量が欲しかったところ。問題意識を得るための1册。
S級2班