「このエチオピア!」は選手にちゃんと届いていた


 縁あって元競輪選手の方と飲む機会があり、自然と話は競輪の行く末のほうに及んだのですが、その方の考える売上げ減の原因はKPKと三連単なんだそうです。コンドルと同じですね。やはり大口客の減少はでかいですよね。200円をオビ張りして獲った客はそのまま次のレースもオビ張りするでしょうけど、100万コロを100円引っ掛けた客はその後も100円張りでしょうしねえ。


 以下印象に残った話を箇条書き

  • 西日本では特に選手のタテ社会は崩れている。→それはそれでいい面もあるけど、落車しないための技術の伝承が途切れる面も。
  • 海の近くの競輪場は地面が砂地なのでバンクが傷みやすい(観音寺の改修の話)。
  • 某サテライト*1は苦戦中。
  • 高松競輪場の用途変更の話はいろいろある。
  • 西宮バンクのガタは車輪が飛ぶ。
  • エチオピアのじいさんは有名


 とても書けないような昔話なども聞いたのですが、最後に国際ルール化について選手の立場からどう思うか尋ねてみました。その答えは、

今の若い連中は喜ぶんじゃない?イエローラインもそうだったけどルールの制約がきつくなると走っていて面白みはない。ただ、落車が減るのはいいこと。生活が掛かってるから。


 というわけでどちらとも言えないという感じでした。レースの醍醐味と生活のどちらを取るかの問題ですから、この辺は選手個々人の価値観次第かもしれません。

*1:うちのブログでよく採り上げるあれです