「競輪」に興味を持ったアメリカ人にそれを説明する手段が少ない話


 YouTubeにアップされた競輪動画に大変興味を持ったというアメリカの方から「本ないか?」「ルールや戦略や賭け方について書かれたウェブサイトないか?」と問い合わせを受けています。日本語は分からないとのこと。「KEIRIN」ならwikipediaなり競技団体のサイトなりに説明がありますし、「賭け方」と書いてもあったので「KEIRIN」じゃなくて「競輪」なんでしょうね。


 しかし、本に関しては日本語で書かれたものすらまっとうなものがない状況。ウェブサイトに至っては、オフィシャルではKEIRIN.JPのトップ右下に自信なさげにちょこっとだけ英語ページがある程度。仕方ないのでベルリンのKeirin Cycle Culture Cafe内にある競輪の説明ページを教えたんですけど、薦められるのが外国人の作ったものというのが情けない話で。このエントリ書いてる途中でトラックマニアの中に結構詳細な競輪パンフ(PDF)を見つけたんですけど、なんでこれをKEIRIN.JPのトップに置かないのかな。というか出来ればHTMLファイルでお願いしたい。


 うまくいけば国内の競輪へのフィードバックがあると思い、「KEIRIN」ではなく「競輪」のウィルスを世界に撒き散らすべくちまちまYouTubeで活動しているんですけど、なんせ英語がさっぱりなため、説明を求められると困ってしまうんですよね。日本語でさえ競輪を説明するのって結構難しいのに。お上はきっと国際大会の場なんかでは各国の競技関係者に競輪を説明したりしてるんでしょうけど、それではファンになるかもしれない世界の一般市民までは伝わらない。


 話の順番が逆になりましたけど、なんでわたしが外国人に対する競輪啓蒙活動を細々とでもやってるかと申しますと、外国人(特に見込みがあるのは韓国人とアメリカ人だと思いますけど)に競輪が受ける状況を作り出すことによって、日本人一般が持つ競輪の悪いイメージを中和するためです。あと単純に面白そうだからというのもありますけど。


 しかしわたしにはアイデアはあっても情けないことに武器となる英語力がない…。もっとちゃんと勉強したらよかったなあ。誰かリアルタイムな競輪情報を海外に発信するサイトを作ってくれないもんでしょうか。日本語ができる外国人のファンを獲得する日を待ちながら、これからもちまちまと活動していくことにします。